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横浜FCからオランダ移籍。小川航基アピールも「期待低い」と現地辛辣なワケ

小川航基(写真手前) 写真:Getty Images

 日本代表FW小川航基は先月末、明治安田生命J1リーグ横浜FCからオランダ1部NECナイメヘンへ期限付き移籍。練習試合でのアピールが続いているが、現地では同選手のクオリティに懐疑的な見方があるようだ。

 小川は2021シーズン終了後にジュビロ磐田から横浜FCへ完全移籍すると、昨季のJ2リーグで26ゴールをマークするなど、絶対的ストライカーとしてJ1昇格に貢献。今季もJ1リーグで6ゴールをあげると、先月4日にナイメヘンへの移籍が正式決定した。

 そして新天地合流後は、先月8日の練習試合でいきなりハットトリックを達成。プレシーズントレーニングでアピールする中、今月4日に行われたイタリア2部ヴェネツィアとの練習試合もヘディングシュートから先制ゴールをあげている。

 それでも、小川に対する現地評価は伸びていない模様。オランダのテレビ局『Omroep Gelderland』は9日、ナイメヘンの現有戦力を分析。FWラース・オルデン・ラーセンなど新戦力のアタッカーに対して「彼らは確実にゴールを決められるわけではない」とバッサリ。小川について、以下のように評している。

 「小川はその膨大な仕事ぶりで際立っており、ヴェネツィアと練習試合でもヘディングからゴールを決めた。しかし、日本では主に2部レベルで活躍していた。したがって、彼に対する期待はあまり高くないほうがいい」

 オランダ国内メディアを納得させるには至っていない小川。8月13日に2023/24シーズンのオランダ1部リーグ開幕戦を控える中、同選手には下馬評を覆すほどの印象的なパフォーマンスや結果が求められる。