ブラジル代表FWネイマールには、パリ・サンジェルマン（PSG）退団の可能性が報じられている。そんな中、柏レイソル前監督であるネルシーニョ氏が、ネイマールの人となりを批判。PSGからMLSインテル・マイアミへ移籍したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと比較している。
ネイマールは今年2月中旬のリーグアン（フランス1部）リール戦で右足首じん帯を痛めて手術。今月3日の韓国ツアー・全北現代戦で復帰を果たした一方、試合後にPSG幹部に対して今夏移籍の意向を伝えたと報じられている。
またフランス紙『レキップ』は今月9日に「ネイマールはルイス・エンリケ監督やクラブ幹部から構想外を通告された」と報道。同選手がバルセロナ復帰を望んでいる可能性が取りざたされている一方、サウジアラビア1部アル・ヒラルも新天地候補に浮上している。
ネイマールの去就報道はブラジル国内でも話題に。今月7日にブラジルのテレビ局『Cultura Paulista』で放送された番組では、ブラジル人ジャーナリストなど出演者がネイマールに関して様々な側面から議論。ネルシーニョ氏は同選手について以下のようなコメントを残したという。
「ネイマールがブラジル代表のスター選手であると私は思わない。彼よりもビニシウス・ジュニオールのような選手に注目している。確かにネイマールは素晴らしい選手だが、自分自身のキャリアについて考える必要がある」
「彼は模範的存在ではないから、リオネル・メッシと違って（他クラブからの）誘いはないだろう。彼のテクニックには文句のつけようがない。だが彼はサッカー選手になりたいのではなく、世界の有名人になりたいのだ」
ネルシーニョ氏はヴェルディ川崎（現東京ヴェルディ）、名古屋グランパス、ヴィッセル神戸、柏とJリーグ4クラブで指揮。今年5月に柏指揮官を退任し、ブラジルに帰国しているが、自身の今後について「およそ17年間におよぶ日本でのサイクルに終止符を打った。今年いっぱい休んで、その後はブラジル（のサッカー界）でまた仕事するかもしれない」と、監督業再開の可能性をほのめかしたという。
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