北海道コンサドーレ札幌でプレーしていたMF金子拓郎は先日、クロアチア1部ディナモ・ザグレブへ期限付き移籍。今月8日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選でギリシャ1部AEKアテネと対戦する予定だったが、サポーターの殺人事件により開催延期となっている。
ギリシャ国営放送の報道によると、欧州サッカー連盟(UEFA)は安全上の観点からギリシャ開催の一戦におけるディナモ・ザグレブサポーターの来場を禁止。クラブもUEFAの決定に従うよう呼び掛けていたが、100名近くのサポーターがギリシャへ渡航。スタジアム周辺で両クラブのサポーターによる乱闘が発生したという。
またこの乱闘により、22歳のアテネサポーターが刃物で刺されて死亡。ギリシャ人3名、クロアチア人5名が負傷したほか、地元警察は8日までに100名近くのサポーターを逮捕。ディナモ・ザグレブは今回の事件について、クラブ公式サイトを通じて強く非難。22歳のアテネサポーターに対して哀悼の意を表している。
金子は札幌の主力選手として活躍すると、先月25日にディナモ・ザグレブへの移籍が正式決定。29日のクロアチア1部第2節イストラ戦で早速フル出場すると、今月6日のリーグ戦でも先発出場。ただ2日開催のCL2次予選2ndレグ・アスタナ戦ではベンチ外だった。
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