元鹿島アントラーズ所属選手の日本代表FW上田綺世は今月、ベルギー1部サークル・ブルッヘからオランダ1部フェイエノールトへの完全移籍。MF守田英正所属スポルティングCPをはじめ他クラブからの関心を認めた上で、フェイエノールト移籍を決めた理由を明かしている。
上田は昨年7月に鹿島からサークルへ完全移籍。加入当初は本職ではないトップ下でのプレーが続いたものの、昨年10月以降は前線でレギュラーに定着。海外挑戦1年目にしてベルギー1部リーグ戦で22ゴールをあげるなど、本来のパフォーマンスを発揮していた。
サークルと2026年6月まで契約を残す中、同選手にはスポルティングCPやラ・リーガ(スペイン1部)セビージャなどが移籍先候補に浮上。ブンデスリーガ(ドイツ1部)方面からの関心も報じられたが、フェイエノールトと5年契約を締結。クラブ公式SNSではフェイエノールトOBで現北海道コンサドーレ札幌所属MF小野伸二から寄せられたメッセージが話題を呼んでいた。
そんな上田は今月7日、フェイエノールトの入団会見に出席。オランダメディア『Voetbal』の報道によると、既報通り同選手にはスポルティングやセビージャも関心を寄せていた模様。本人はフェイエノールトを新天地に選んだ理由を以下のように述べている。
「私がフェイエノールトを選んだ理由は、小野さんの影響ではありません。多くのクラブから関心があったのは事実ですが、フェイエノールトの関係者だけが僕を心から望んでいると何度も伝えてくれました。その熱意が僕に大きな自信を与えてくれましたし、僕の選択に影響を与えました」
また上田は「小野さんはこのクラブでUEFAカップで優勝しましたけど、僕も同じようなことを成し遂げたいと思っています」と、フェイエノールトでのタイトル獲得を公言している。
フェイエノールトは昨季のオランダ1部リーグ覇者。今季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージに参戦する。ただFWサンティアゴ・ヒメネスの出場停止処分により、上田がCLグループステージ初戦と第2戦に先発出場する可能性が報じられている。
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