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旗手怜央に移籍説再燃「セルティック監督の構想に…」開幕戦でスタメン落ち

旗手怜央 写真:Getty Images

 セルティック所属の日本代表MF旗手怜央は、今月5日に行われたスコットランド1部リーグ開幕戦でまさかのスタメン落ち。ブレンダン・ロジャーズ新監督が旗手の起用法について興味深いコメントを残す中、現地では同選手の移籍が再び噂されている。

 旗手は昨季、アンジェ・ポステコグルー前監督のもと主力選手として活躍し、リーグ連覇の立役者になっていた。また先月下旬の日本ツアーでは横浜F・マリノス戦、ガンバ大阪戦いずれも先発出場。ロジャーズ現監督は横浜FM戦前に「私は彼のことを大いに気に入っているし、彼のさらなる成長に貢献したい」と語るなど、同選手のクオリティを高く評価していた。

 しかし今季開幕戦ではベンチスタートとなると、67分からプレー。旗手に代わって先発出場したMFデイビッド・ターンブルが2ゴールをあげたこともあり、ロジャーズ監督は試合後に以下のようなコメントを残していた。

 「以前セルティックにいた時、私はターンブルの才能を気に入っていた。彼はプレシーズンで素晴らしいパフォーマンスを発揮していたし、今日は彼にとってチャンスだった。昨季のことは全く関係ない」

 旗手よりもターンブルの起用を優先するとも解釈できる指揮官の発言には、セルティックの専門サイト『67 Hail Hail』が反応。旗手の今後について「13日のアバディーン戦でロジャーズ監督の構想に戻る。もしくは彼がこの夏に移籍し、クラブに莫大な利益をもたらす」とした上で、以下のように綴っている。

 「旗手が移籍する可能性について心配するつもりはない。だがここ数日、マンチェスター・シティ所属MFトミー・ドイルとMFジェームズ・マカティーがセルティックの補強候補にあがっていることは見逃せない」

 「セルティックの中盤は他のどのポジションよりも厚いように見える。他にもっと大きな優先事項があるが、クラブは旗手が移籍した場合の緊急対応策を検討しているようだ。旗手やロジャーズ監督、クラブにとって興味深い数週間となるだろう」

 なお旗手は先月、日本代表OB内田篤人氏の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』に出演。プレミアリーグ挑戦への思いを語った一方で、セルティック残留は明言していない。