元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは先月、明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸を退団。MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)インテル・マイアミでFWリオネル・メッシらと再会する可能性が報じられたが、同クラブ加入を拒否したと現地で報じられている。
イニエスタがマイアミへ移籍する可能性については、同クラブの情報を専門に扱う『オールアバウト・インテル・マイアミ』が先月20日に「イニエスタとマイアミの交渉は進んでいる。2025シーズン終了後までの2年、1年間の契約期間延長オプション付きで契約間近だ」とリポート。スペイン人ジャーナリストのアーロン・ドミンゲス氏も「イニエスタとマイアミが大筋合意」と伝えていた。
ただ現地ではMLSの特別指定選手制度を巡り、イニエスタのマイアミ加入が厳しいという見方も。この特別指定選手制度では、サラリーキャップの範囲外で最大3選手の登録が可能である。ただマイアミはすでにメッシ、MFセルヒオ・ブスケツ、DFジョルディ・アルバを獲得。パリ・サンジェルマンを退団したDFセルヒオ・ラモスにもマイアミ移籍が噂されているだけに、神戸時代に20億円規模の年俸を受け取っていたイニエスタの獲得は微妙とみられていた。
そんな中、米メディア『El Futbolero』は今月6日に「イニエスタはメッシとマイアミに『ノー』と言った」と報道。くわえて、イニエスタの移籍先候補について以下のように綴っている。
「サウジアラビアはクリスティアーノ・ロナウドが到着して以来、誰もがキャリア晩年に行き着く場所である。サウジアラビアリーグには多くの人々の想像を上回る経済力があり、イニエスタもその法外な金額に夢中になると考えられる。メッシのような親友からの誘いを断ったのだ」
C・ロナウドのアル・ナスル移籍を皮切りに、欧州で活躍していたスター選手が次々とサウジアラビアに新天地を求めている。果たして神戸で巨額年俸を稼いだイニエスタも、“金目当て”でサウジアラビアへ行くのだろうか。
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