プレミアリーグ(イングランド1部)アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋には、セリエA(イタリア1部)インテル移籍が噂されている。現地ではクラブ間交渉も報じられているが、インテルは条件面で冨安獲得にむけての問題を抱えているようだ。
欧州の移籍市場に精通するジャーナリストのニコロ・スキラ氏は今月2日、自身のツイッターアカウント(現X)に「冨安にはアーセナル退団の可能性がある。直近数日間で、インテルとナポリからオファーが届いた」と投稿。一方でファブリツィオ・ロマーノ氏は「イタリアのクラブからオファーは届いていない。アーセナルの構想の常連だ」と伝えていた。
しかしイタリアメディア『カルチョメルカート』5日に「インテルはレンタル移籍による冨安の獲得にむけて、アーセナルと交渉している」とリポート。
「アーセナルは積極補強を展開するべく、選手売却による資金調達が必要だ。アヤックスからDFユリエン・ティンバーを移籍金4000万ユーロ(約63億円)で獲得すれば、冨安を手放すことに前向きとなる」とアーセナルの補強戦略を伝える一方、インテルの現状については以下のように綴った。
「資金面で苦しいインテルは、ヤン・ゾマーとラザール・サマルジッチの獲得を目指している中で、冨安を完全移籍により獲得する余裕はない。買い取りオプション付きのレンタル移籍により獲得することになるが、冨安の年俸300万ユーロ(約4億7000万円)はインテルにとって法外な額だと考えられる」
インテルはセリエA19度の優勝を誇る強豪。昨季はセリエAで3位だったほか、UEFAチャンピオンズリーグで準優勝。マンチェスター・ユナイテッドへ完全移籍したGKアンドレ・オナナの後釜としてバイエルン・ミュンヘンからGKヤン・ゾマーを獲得することが決定的と報じられる一方、パリ・サンジェルマンへ完全移籍したDFミラン・シュクリニアルの後釜確保も課題となっている。
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