日本代表・海外組 海外日本人選手

「MLS移籍・吉田麻也みたいになるな」内田篤人が菅原由勢に金言送ったワケ

吉田麻也 写真:Getty Images

 日本代表DF菅原由勢は、オランダ1部AZアルクマールの主力選手として活躍。現所属クラブの環境を語ると、DF吉田麻也(MLSロサンゼルス・ギャラクシー)を引き合いに代表OBの内田篤人氏からアドバイスを受けている。

 菅原は2019年6月に名古屋グランパスからAZへ移籍。2020/21シーズン以降は右サイドでレギュラーに定着しており、昨季もオランダ1部リーグ26試合の先発出場で3ゴール8アシスト。日本代表でも今年3月以降は全試合スタメン出場と、台頭著しい選手だ。

 その菅原は先日、内田氏の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』に出演。AZの環境や施設について聞かれると、「Jリーグクラブと同じくらいかなという感じはしますし、施設もそんなにめっちゃでかくない」と回答。

 「サウナとかジャグジーとかないんですよ。アイスバスもゴミ箱のでかいやつに入っている。それがまたちょっと好きで。ここからまたいいクラブ行ったら、色々できるしなとか(思っている)」と、AZでの環境に対する満足感やステップアップ移籍への思いを語っている。

 すると内田氏は「ビッグクラブへ行けば、何でも揃っている。吉田麻也みたいに『あれないのこれないの』となったら大変だから、まずはここから」とコメント。恵まれた環境がゆえに、所属選手がクラブに施設改善を求めるケースがあることを説明した。

 吉田はサウサンプトンやサンプドリアなど、これまで欧州の複数クラブに在籍。昨季は内田氏の古巣であるシャルケでプレーしていたが、クラブのドイツ2部降格に伴い退団。しばらく無所属状態となっていたが、今月3日になってロサンゼルス・ギャラクシーへの加入が正式決定している。