
要因1:攻撃時の数的同数の状況作り
同試合、名古屋の前線の3人FW永井謙佑、FWキャスパー・ユンカー、MFマテウス・カストロの距離感が統一されており、川崎ディフェンス陣に対し数的同数を作るシーンが多かった。象徴的なのは、前半7分。川崎DF高井幸大がMF和泉竜司からのパスの処理をミスし、ボールがユンカーへ渡る。この時、川崎ディフェンス陣3人に対し、永井、ユンカー、マテウスの3人が前線に走りこんでいた。
このように前線で同数の状況を作るために、名古屋はチーム全体で、攻撃時は前へラインを上げていく作業を繰り返し実行。それを象徴する数字がスプリント回数(時速24km以上1秒以上走った回数)の差に出ている。チーム出場選手の合計スプリント回数は、川崎が99回に対し、名古屋が135回となった。

要因2:攻撃時のクロスへの人数のかけ方
名古屋の先制点となった前半41分のシーンを見返すと、川崎ディフェンス陣は3人(フィールドプレイヤー)。名古屋はクロスに対しユンカーと永井が走りこみ、その後ろには和泉が構えてセカンドボールを拾う準備もできていた。結果として、GK上福元のミスから先制する形となったが、このクロスに対してもセカンドボールまで準備できる状態を作っていた名古屋の準備が、得点につながったと言える。

要因3:統一された守備ブロック
川崎の攻撃に対し、名古屋は最終ラインを5人にして守備ブロックを形成した。前線に2人を残して、ペナルティーアーク頂点らへんまで守備の開始位置を下げることで、川崎が得意とするペナルティーエリア内への侵入を防いだ。この守り方をすれば、ケアすべき点は相手のミドルシュートに絞られる。また、その点はGKランゲラックに信頼をおくことができる。
以上、3つの要因に共通することは、名古屋のランニング能力の高さである。ここに新加入選手が加わることで、より強みが活かされることになるだろう。
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