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板倉滉のナポリ移籍報道に疑問噴出。現地「キム・ミンジェの後釜として…」

板倉滉 写真:Getty Images

 ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ボルシアMG)所属の日本代表DF板倉滉は、セリエA(イタリア1部)ナポリへの移籍が噂されている。ただ現地では、「バイエルン・ミュンヘン移籍間近である韓国代表DFキム・ミンジェの後釜候補として適切ではない」という意見も沸き起こっているようだ。

 ナポリの専門サイト『カルチョナポリ』は今月1日、板倉のナポリ移籍報道を特集。「板倉には堂々とした体格とスピードがある。彼の仕事に対する東洋的な姿勢と集中力は、(ナポリの)アウレリオ・デ・ラウレンティス会長に感銘をもたらしている」と評している。

 ただ一方で同メディアは「キム・ミンジェの後釜としては、少々無理がある」と指摘。ナポリ会長が日本人選手獲得を望んでいることに触れた上で「板倉は国際舞台での経験も豊富だが、(ナポリ移籍が噂される)他の選手に遅れをとっているようだ。広く普遍的な競争から少し離れている」と綴っている。

 キム・ミンジェの後釜候補については、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は先日、板倉やDF伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)、DFジョルジオ・スカルビーニ(アタランタ)、DFケヴィン・ダンソ(RCランス)の名前を列挙。ナポリのリュディ・ガルシア新監督はスカルビーニの獲得を最優先する意向とのこと。一方でデ・ラウレンティス会長が日本人選手獲得を強化部に要望したと報じられている。

 またイタリア紙『ラ・レプッブリカ』の報道によると、ナポリはすでにボルシアMGにコンタクトをとったとのこと。同紙は「移籍金は1400万ユーロ(約22億円)であり、合意に達する可能性が高い」と伝えているほか、『カルチョナポリ』は「板倉本人もナポリ移籍を望んでいる」としている。