ラ・リーガ(スペイン1部)レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英は、今月下旬にセリエA(イタリア1部)ナポリ移籍の可能性が浮上。ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が日本人選手獲得への意欲を見せているが、実現の可能性は限りなく低いと報じられている。
デ・ラウレンティス会長は先月下旬、イタリアメディア『Rai』の番組内で日本人選手の獲得に動くことを公言。ナポリの専門サイト『area napoli』の報道によると、同会長は最近、スカウト責任者に対して「日本人選手とアメリカ人選手がほしい」と自身の要望を伝えたという。
またイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が24日に伝えたところによると、ナポリ所属FWイルビング・ロサノにサウジアラビア移籍の可能性が浮上。ナポリはロサノ退団に備えて、久保ら複数選手をリストアップ。同紙は久保の市場価値を2000万ユーロ(約31億円)と紹介していた。
しかしイタリア紙『Il Mattino』は27日になって「久保は今年夏に移籍するつもりがなく、ソシエダでのプレーを続けたいという自身の思いを改めて口にした」とリポート。くわえてスペイン紙『アス』は「ナポリを含めて久保に接触している他のクラブからも、オファーは来ていない」と伝えている。
久保は先月2日のレアル・マドリード戦後に「来シーズンは100%ソシエダでプレーします」と残留を明言。今月はじめにもスペインのラジオ局『カデナ・セル』の番組内で「もう日本での休暇後に戻って来るための航空券も取りましたし、安くないです。ソシエダ以上に輝ける場所はないと思っています」
「僕はレアル・マドリードからソシエダにやって来ましたが、レアル・マドリードへの扉はもう閉まっています。ファンのみんなは冷静になってほしいですね」と、ソシエダ残留が既定路線であることを強調している。
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