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古橋と旗手のトッテナム移籍報道に反応。セルティック新監督が注目発言

旗手怜央(写真左)と古橋亨梧(写真右) 写真:Getty Images

 スコットランド1部セルティックを率いていたアンジェ・ポステコグルーは今月、プレミアリーグ(イングランド1部)トッテナムの監督に就任。FW古橋亨梧やMF旗手怜央にステップアップ移籍の可能性が取りざたされる中、ポステコグルーの後任であるブレンダン・ロジャーズ新監督が両選手の去就に言及した。

 古橋の去就については、英紙『サンデーミラー』が今月24日、ヴァンサン・コンパニ監督率いるプレミアリーグ昇格組バーンリーからの関心を報道。同紙はトッテナムが移籍金として最大3000万ポンド(約55億円)を用意する可能性を伝えた上で「ロジャーズ新監督は、セルティックに1600万ポンド(約29億円)を超えるオファーが届けば、古橋の放出を検討すると理解している。セルティックがその金額で放出する場合、トッテナムは間違いなく古橋の獲得に踏み切るだろう」としている。

 一方で旗手についてもトッテナム移籍の可能性が報じられている。また26日にはサウジアラビア紙『オカーズ』が「サウジアラビア1部アル・イテハドが旗手獲得に近づいている」とリポート。しかし同選手の代理人はサウジアラビア移籍の可能性を否定したという。

 英紙『ザ・スタンダード』の報道によると、ロジャーズ新監督は「古橋や旗手など、日本人選手はここでよくやっている」と称賛したとのこと。その上で「トップレベルの選手は、つねに他の場所で注目を集めるものだ。だけど私は(古橋と旗手が退団する可能性について)心配していない」と述べたという。

 古橋は2021年7月にヴィッセル神戸からセルティックへ完全移籍。今季はスコットランド1部リーグで28ゴールをマークしている。また旗手は昨年1月に川崎フロンターレからセルティックへ完全移籍し、セルティックと2025年6月までの複数年契約を締結。海外挑戦1年目の2021/22シーズンからレギュラーに定着すると、今季は公式戦45試合の出場で9ゴール11アシストをマーク。古橋とともにリーグ連覇やスコットランド3冠達成に大きく貢献していた。