川崎フロンターレ所属のタイ代表MFチャナティップ・ソングラシンは、11日開催の明治安田生命J1リーグ第17節サンフレッチェ広島戦でベンチ外。母国復帰が噂される中、川崎とタイ1部BGパトゥム・ユナイテッドによるクラブ間合意の可能性がタイ国内で報じられている。
チャナティップの去就については、タイ1部ポートFCのマダム・パン会長が先月末に「チャナティップ獲得に興味はある。選手本人もポートFC移籍に興味があった。川崎に連絡したけど、今シーズンいっぱいは彼を試合で使いたいという返事が届いた」とコメント。タイ紙『マティチョン』は今月10日、同選手の移籍先候補にパトゥムとポートFCを挙げていた。
ただタイメディア『SMM SPORT』の報道によると、川崎は7000万バーツ(約2億8200万円)を下回る移籍金額ではチャナティップの放出に応じないとのこと。すでにポートFCを含む複数クラブが獲得を諦めているが、パトゥムは11日時点でも川崎との交渉を続けているという。
またチャナティップの父親は、パトゥムの獲得オファー提示が事実だと認めている模様。母国復帰が既定路線であり、パトゥム移籍で合意に達するとの見方を示したという。
チャナティップは昨年1月に北海道コンサドーレ札幌から川崎へ完全移籍。ただ昨季は度重なる負傷離脱もあり、J1リーグで15試合の先発出場。今季もここまでリーグ戦では2試合の出場。チーム内で厳しい立場に置かれる中、今月12日にタイ代表合流予定となっている。
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