日本代表MF鎌田大地は、すでにブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトを今季限りで退団。MF本田圭佑の古巣であるセリエA(イタリア1部)ミラン移籍で合意と報じられたものの、パオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)ら幹部の一斉解任により交渉が中断。ポルトガル1部ベンフィカやラ・リーガ(スペイン1部)アトレティコ・マドリード移籍の可能性が再び報じられている。
鎌田の去就については、ドイツメディア『シュポルト1』が先月末に「ミランが来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得したため、鎌田がミランに加入することが決まった。両者は5年契約を結ぶ」と伝えていた。
またイタリアメディア『メディアセット』は5日、同選手のメディカルチェック時期について、キリンチャレンジカップ2023ペルー戦が行われる今月20日よりも後になるとの見通しを示していた。
しかし『ガゼッタ・デッロ・スポルト』をはじめ複数のイタリアメディアは、今月5日になって「補強計画を巡る問題により、パオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)とフレデリック・マッサーラSD(スポーツディレクター)らの解任が確実になった」と一斉に報じている。
これを受けてポルトガルメディア『Noticias Ultima Hora』は6日に「ミランは鎌田との契約を破棄した」と報道。鎌田やチェルシー所属MFルーベン・ロフタス=チークら複数選手の獲得交渉がストップしている現状に触れると、「ベンフィカやアトレティコは鎌田の動向を注視している。所属クラブがないこの日本代表選手は、今まさに他の選択肢を分析すべきだ」と綴っている。
今年2月以降、ボルシア・ドルトムントやベンフィカ、ナポリとの交渉、それにリバプールやアトレティコなど複数クラブからの関心が報じられていた鎌田。ミランの内部問題に振り回される格好となる中、本人がどのような決断を下すのか注目が集まる。
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