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前田直輝が名古屋復帰か「ユトレヒト退団確実」浦和リンセンの去就に影響も

前田直輝 写真:Getty Images

 名古屋グランパスからオランダ1部FCユトレヒトへ期限付き移籍中のMF前田直輝について、今季限りでのユトレヒト退団が決定的だと現地メディアが報道。浦和レッズ所属FWブライアン・リンセンのユトレヒト移籍が取りざたされる中、前田に名古屋復帰の可能性が浮上している。

 前田は昨年1月にユトレヒトへ期限付き移籍も、デビュー戦でスライディングタックルを受けて左下腿を骨折。期限付き移籍期間は昨年6月までとなっていたが、懸命のリハビリもあり昨年8月に1年間に期限付き移籍期間延長が決定。昨年10月に実戦復帰していた。

 しかし復帰後はオランダ1部リーグでわずか11試合の出場。今年4月以降はコンディション不良により5試合でメンバー外になっていたほか、先月28日のレギュラーシーズン最終戦ではプレー時間わずか8分。U21日本代表FW斉藤光毅擁するスパルタ・ロッテルダムとのプレーオフ準決勝では、2試合とも出番がなかった。

 するとオランダ紙『テレグラーフ』は今月はじめ、ユトレヒト所属選手の去就を特集。「ユトレヒトはこの夏、多くの選手の退団を控えている」として「前田やアミン・ユネス、ジャンゴ・ワルメルダムはいずれも背後の扉を閉めることになる」と綴るなど、3選手の退団がほぼ確実と伝えた。

 なおユトレヒトの攻撃陣では、元オランダ代表FWバス・ドストとギリシャ代表FWタソス・ドゥヴィカスの2選手についても今季限りでの退団が確実であるとのこと。浦和でレギュラーに定着していないリンセンや、元柏レイソル所属選手のケニア代表FWマイケル・オルンガにユトレヒト移籍の可能性が報じられている。