スコットランド1部セルティックを率いていたアンジェ・ポステコグルー監督は今月6日、プレミアリーグ(イングランド1部)トッテナム・ホットスパーの指揮官に就任。セルティック所属の日本代表FW古橋亨梧につづき、ブライトン所属MF三笘薫にもトッテナム移籍の可能性が浮上している。
三笘は2021年8月に川崎フロンターレからブライトンへ完全移籍。ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)へレンタル移籍期間をへて、昨年7月にブライトンへ復帰すると、2022/23シーズンはプレミアリーグ初挑戦ながらも33試合出場で7ゴール5アシストと活躍。来季UEFAヨーロッパリーグ出場権獲得に大きく貢献している。
同選手の過去については、米スポーツ専門誌『ジ・アスレチック』が昨年12月に「セルティックのポステコグルー監督は2021年夏に三笘の獲得にも興味を示していた。日本からもうひとりの隠れた逸材を獲得できなかったことは、セルティックにとって失敗だったのかもしれない」とリポート。
ポステコグルー監督本人も今年4月はじめの記者会見で「三笘をセルティックに連れて来ようとしたが、ブライトン移籍がほぼ決まっていたんだ。彼と古橋が、私が連れてこようとした最初のふたりだったんだ」と、『ジ・アスレチック』の報道内容が事実だと認めている。
そんな中、ブライトン・アンド・ホーヴの地元メディア『サセックスワールド』は6日、ポステコグルーのトッテナム監督就任をうけて「ポステコグルーによる三笘の移籍発言は、ブライトンやトッテナムのファンを驚かせるだろう」と見出しをうち、同選手のトッテナム移籍の可能性を特集。
同メディアはセルティックによる三笘獲得失敗劇やポステコグルー監督の発言内容を紹介。「トッテナムの新監督が三笘に再び興味を持つかどうかは今のところ分からない。だが、ポステコグルーが三笘の大ファンであることに変わりはない」と綴っている。
なお、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督は三笘の去就について、再三にわたり今夏残留が基本線であると主張。クラブ幹部に対して他クラブからのオファーをすべて拒否するよう要請するなど、同選手の引き留めに注力している。
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