湘南DF大野和成のセレモニーでブーイング。新潟サポに批判が「家族に失礼」

　湘南ベルマーレ所属DF大野和成は、3日に行われた明治安田生命J1リーグ第16節アルビレックス新潟戦で途中出場。古巣との直接対決でピッチに立ったが、試合前のセレモニーで同選手に対して新潟サポーターがブーイングを浴びせたことが物議を醸している。

　同選手は2008年に新潟のトップチームに昇格。2012シーズンから2年間にわたりレンタル移籍で湘南に在籍した後、2014シーズンから再び新潟でプレー。しかし2017年に怪我でJ1リーグ14試合の出場にとどまると、クラブもJ2へ降格。2018年に湘南へ完全移籍しており、今季で湘南在籍6年目を迎えている。

　そんな大野は先月20日のJ1第14節セレッソ大阪戦で先発出場したことにより、Jリーグ通算300試合を達成。新潟戦キックオフ前にセレモニーが行われ、両チームのスターティングイレブンが整列する中、花束を受け取って妻や子供とともに記念撮影をしていた。

　ただアウェイゴール裏に詰めかけた新潟サポーターは、セレモニー中にブーイング。湘南がJ2へ降格した2013シーズン終了後に新潟へ復帰したほか、新潟がJ2へ降格した2017シーズン終了後に湘南へ完全移籍したこともあり、同選手への不満を募らせているとみられる。

　そのセレモニー中の様子は瞬く間にツイッター上で拡散。「家族いる前でブーイングは酷い」「家族の前でブーイングかよ」「奥さん子供に罪はない。旦那のやって来たことを素直に祝いたい家族の気持ちを踏みにじる行為」と新潟サポーターに対する指摘が数多く上がっている。

　ただ一方で「大野はしょうがない」「出て行き方が良くなかったからね」「裏切ったから当たり前」「ブーイングするほど裏切られた感がサポーターにはあったんだろう」と、ブーイングを容認する声も。同選手の経歴が再び話題を呼ぶ中、賛否両論飛び交っている。