日本サッカー協会の扇谷健司審判委員長は、鹿島アントラーズ所属FW鈴木優磨が先月14日開催の明治安田生命J1リーグ第13節・名古屋グランパスでゴール直後に主審を睨みつけたことに言及。同審判委員長の発言が話題を呼ぶ中、かつて川崎フロンターレでプレーしていた中村憲剛の振る舞いが再び注目されている。
扇谷審判委員長は今月2日、名古屋戦における鈴木の行為について「非常に大きな問題。レフェリーがしっかり対応しないといけない」と指摘。「ああいったことがピッチで行われるのはいけない。Jリーグをより良くしていく中では、あってはならない」と苦言を呈している。
するとツイッター上では、2017年10月14日に行われた川崎対ベガルタ仙台でプレーしていた中村氏の行為が話題に。この一戦は川崎が前半にMF家長昭博が2枚イエローカードを貰って退場となったが、82分からわずか5分間で3ゴールを奪取。3-2と逆転勝利を収めると、試合終了のホイッスルと同時に中村氏が両手でガッツポーズを見せながら池内明彦主審のもとへ行き、一礼。主審に向かって一言叫んでいる。
このシーンが再びツイッター上で拡散すると、鹿島サポーターやJリーグファンから「これが許されて睨んだ鈴木優磨は許されないのか」「中村憲剛の件はどうなんだ」「不公平だ」「基準がブレている」と疑問の声が噴出。扇谷審判委員長に厳しい視線が注がれている。
なお鈴木は前半12分にMF樋口雄太のコーナーキックからヘッドで合わせてゴールネットを揺らした。しかしVAR(ビデオアシスタントレフェリー)が介入すると、木村博之主審はペナルティエリアでの競り合いで鈴木がMF稲垣祥を倒したとして、ファウルと判定。ノーゴールで試合が再開される。
すると鈴木は前半29分、再び樋口のコーナーキックに頭で合わせて先制点を奪取。ゴール直後、木村主審のもとに詰め寄って睨みつけた。ただMFディエゴ・ピトゥカらチームメイトがすぐに鈴木を主審のもとから引き離すと、主審も鈴木に対してカードを提示しなかった。
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