鎌田大地、ミラン移籍合意もリバプール横やり。新幹部が日本人選手評価

　日本代表MF鎌田大地は、今季限りでのブンデスリーガ（ドイツ1部）アイントラハト・フランクフルト退団が正式決定。MF本田圭佑の古巣であるセリエA（イタリア1部）ミラン移籍で合意と報じられているが、ここにきてプレミアリーグ（イングランド1部）リバプールが同選手の獲得に動いているようだ。

　鎌田の移籍先候補には、ボルシア・ドルトムントやポルトガル1部ベンフィカ、セリエA覇者ナポリなどが挙がっていた。しかしイタリア紙『トゥットスポルト』は27日に「ミランはかなり長い間、彼の代理人と交渉してきた。合意間近であり、最後のゴーサインを出すだけだ」と報道。両者の契約内容を「年俸300万ユーロ（約4億5000万円）による4年契約」と伝えていた。

　しかし英紙『エクスプレス』は「リバプールのヨルグ・シュマートケ新SD（スポーツディレクター）は、鎌田を獲得候補に含めている」とリポート。同SDはハノーファー在籍時にDF酒井宏樹、ケルン幹部時代にFW大迫勇也の獲得を実現。日本代表選手に精通しているだけに、リバプールでも日本人選手の獲得を狙うという見方がある。

　なお鎌田はフランクフルトの主力選手として、昨季のUEFAヨーロッパリーグ優勝に貢献。今季もリーグ戦32試合の出場で9ゴール6アシストをマーク。27日のブンデスリーガ最終節SCフライブルク戦では、1-2で迎えた83分に自らのクロスから同点ゴールをアシストしている。また本人は今月、自身の去就について「とっくの前にある程度決めている」とコメントを残している。