かつて名古屋グランパスでプレーしていたポーランド代表FWヤクブ・シュヴィルツォクは、ドーピング疑惑によるサッカー活動停止処分をへて、今年2月にポーランド1部ザグウェンビェ・ルビンへ加入。しかし今季限りでルビンを退団する見込みだと現地で報じられている。
同選手は2021年10月17日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝・浦項スティーラーズ戦後にドーピング検査で陽性と判定。「すべてのサッカー活動禁止」という暫定処分を科されると、昨年10月に「2021年12月9日から4年間にわたりサッカー活動禁止」という正式処分が下っていた。
しかしポーランド国内の複数メディアが、今年2月はじめに「ドーピング疑惑のシュヴィルツォクが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)で勝訴」と報じると、2月10日に名古屋からルビンへ完全移籍。3月11日のリーグ戦で実戦復帰も、その後はリーグ戦でわずか4試合の出場。今月は27日の今季最終戦を含む全4試合でメンバー外となっていた。
シュヴィルツォクとルビンの契約期間は今年6月までであり、1年間の契約期間延長オプションが盛り込まれている。ただポーランドメディア『mkszaglebie』の報道によると、同選手はリーグ戦での出場時間が短く、契約延長オプション自動行使の条件を満たせなかったとのこと。今季限りで退団が既定路線だという。
なおルビンは27日の今季リーグ最終戦を1-1で終了。2部降格圏内の16位ヴィスワ・ピウォツクから勝ち点8差の8位でシーズンを終えている。
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