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FC東京ディエゴ・オリヴェイラに差別投稿や誹謗中傷。鹿島戦PK判定が発端

ディエゴ・オリヴェイラ 写真:Getty Images

 FC東京所属のブラジル人FWディエゴ・オリヴェイラは、20日開催の明治安田生命J1リーグ第14節鹿島アントラーズ戦でDF関川郁万からファウルを受けてPKを獲得。自らPKを決めたが、ファウル判定の妥当性を巡って議論が白熱する中、同選手への誹謗中傷や差別投稿が物議を醸している。

 ディエゴは前半25分、左サイドからのクロスに反応。ペナルティエリアに走り込み、背後から関川に押されて倒れると、主審はファウルと判定。VAR(ビデオアシスタントレフェリー)が介入したものの判定は変わらず、ディエゴが落ち着いてPKを決めている。

 このファウルのシーンは、瞬く間にツイッター上で拡散。「納得感のないジャッジ」、「関川が可哀想」、「ダイブなのでは?」、「ディエゴがうまかった」、「関川のプレーが不用意だった」と判定に対する賛否両論が飛び交っている。

 そんな中、「不良ブラジル人」などといったディエゴに対する差別的な投稿が確認。誹謗中傷と解釈できるメッセージもあるだけに、FC東京サポーターは「許せない」、「通報しました」といった声が上げるなど、怒りをあらわにしている。

 Jリーグでは以前から外国籍選手に対する差別投稿が問題となっている。今回の一件をうけて、関係各所がどのような対応を見せるか注目が集まる。