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鹿島社長がJリーグ導入要請も。U20W杯セネガル戦のノーゴールVAR説明話題

U20日本代表 写真:Getty Images

 U20日本代表は22日、FIFA U20ワールドカップのグループリーグ初戦でセネガル代表と対戦。前半23分にFWサンバ・ディアロ(ディナモ・キエフ)のゴールが取り消しとなったが、主審による観客向けのVAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定説明が話題に。このVAR判定の説明については、鹿島アントラーズの小泉文明代表取締役社長が日本サッカー協会の田嶋幸三会長に対してJリーグでの導入を求めている。

 U20日本代表は前半15分にMF松木玖生(FC東京)のゴールで先制。しかし6分後に左サイドから崩されると、ペナルティエリアでの混戦から最後はディアロの右足からゴールネットを揺らされた。ただ直前にオフサイドの可能性があるとしてVARが介入。主審がマイクで「ノーゴール」と説明し、試合が再開された。

 ツイッターで「ノーゴール」がトレンド入りする中、日本のサッカーファンは主審のVAR説明にも注目。「説明してくれるのやさしい」、「主審がVARでセネガルのノーゴール理由を説明してくれた!分かりやすい」、「新たな取り組みかな」と好意的なコメントが数多く見られる。

 この主審によるVAR判定の説明は、小泉社長がJリーグでの採用を熱望している。鹿島は今月14日に国立競技場で開催された明治安田生命J1リーグ第13節名古屋グランパス戦で、前半12分にMF樋口雄太のコーナーキックからFW鈴木優磨が頭で合わせてゴールネットを揺らした。しかしVARが介入すると、主審はペナルティエリアでの競り合いで鈴木がMF稲垣祥を倒したとして、ファウルと判定。ゴール取り消しで試合再開となっていた。

 このシーンについて小泉社長は名古屋戦翌日に「昨日のVARについて、判定は別としてお客さま目線で見ると何で取り消されたのか理由が分からなくて、終始モヤモヤした空気だったり冷めた感じになってしまいますよね」

 「野球や相撲ではマイクで説明してるわけで、OFRの時は説明しても良いような気がしてます。昨日田島会長にはお伝えしました」(原文ママ)と、OFR(オンフィールドレビュー)が適用された時に観客への説明が必要だと訴えていた。