カンボジアメディアがクラブ関係者からの情報として報じたところによると、同国2部ソルティーロ・アンコールFCが解散する方向で手続きを進めているという。ソルティーロ・アンコールは、元日本代表で前カンボジア代表GM(ゼネラルマネージャー)の本田圭佑が実質的オーナーを務めていることで知られている。
同クラブは、2016年末にHONDA ESTILO株式会社がアマチュアクラブのシェムリアップ・アンコールFCの経営権を取得し、クラブ名を改称して運営をスタート。2017シーズンに2部リーグから参戦し、同シーズンを8チーム中4位でフィニッシュして1部に昇格した。
一時期は、同じくシェムリアップを本拠地とするアンコール・タイガーFCと日系クラブ同士で鎬を削るなどカンボジアリーグを盛り上げたが、2021シーズンは最下位に沈んで2部降格。2022シーズンは12チーム中7位という凡庸な成績に終わっていた。
現時点でソルティーロ・アンコールからの正式なアナウンスはないが、このままクラブが解散となれば、2023/2024シーズンのカンボジアリーグの運営に影響を及ぼすことになる。
なお、既にカンボジア代表のGMを退任した本田圭佑だが、現在もU-22カンボジア代表のGMを務めており、自国開催中の東南アジア競技大会(SEA Games)で実質的監督としてチームを指揮している。U-22カンボジア代表はグループリーグ第3節を終えた現時点で、1勝1敗1分の成績となっており、5チーム中3位。グループリーグ突破を争う直接的なライバルだったミャンマーに第3節で敗れたことで、突破はほぼ絶望的の状況だ。
しかし、5月10日に行われるグループA最終節で、3位カンボジア(勝ち点4)が首位インドネシア(同9)に勝利し、2位ミャンマー(同6)が最下位フィリピン(同1)に負ければ、逆転でグループリーグを突破できる。
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