明治安田生命J2リーグのジュビロ磐田は、コロンビア人FWファビアン・ゴンザレスの契約問題を巡り、国際サッカー連盟(FIFA)から今後2度の移籍ウィンドウにおける新規選手登録禁止という処分を科されている。そんな中、同クラブは今月6日に「クラブの登録禁止処分」の解釈変更による影響を公式発表している。
ゴンザレスは昨年1月15日にジュビロ磐田へ加入。しかし磐田加入前にタイ国内クラブと契約を結んでいたことが明らかになると、FIFAはタイ国内クラブとの契約解除を磐田が誘発したと判断。磐田に対してタイ国内クラブへの賠償金5万ドル(約725万円)の支払いを命じたほか、ゴンザレスに対しては4カ月間の出場停止処分を科している。
またFIFAは磐田に対して、来年2度にわたり設けられている移籍期間での選手獲得禁止を通達。磐田はゴンザレスがタイ国内クラブと契約していた事実を認識していなかったとしてFIFAの判決に不服申し立て。10月19日付でCASへ上訴していたが、これを認めらず、補強禁止処分が確定している。
そんな中、磐田は「クラブに対する登録禁止処分の解釈変更についてのお知らせ」と題した声明を発表。これによると、FIFAが4月28日に発行した「クラブに対する登録禁止処分」移籍・登録禁止の制裁に関する範囲の明確化を目的としたサーキュラーno.1843において、ユースチームの移籍・登録禁止の制裁に関する解釈が変更されたとのこと。クラブの選手育成を妨げないためにも、15歳までの選手をユースチームへ登録することを許容することになったという。
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