MF:髙橋大悟
評価点:3
昨2022シーズン、長い武者修行からようやく清水エスパルスに戻ったMF髙橋大悟。残念ながら清水では出場機会に恵まれず、2023シーズンからは町田でプレーすることを選んだ。心機一転で臨み、ここまで10試合中9試合に出場。新しいチームの中でも信頼を勝ち得ている。攻撃はもちろん、守備でもプレスからのチャンスメイクに一役買っており、戦術面での適応も随所に見られる。
しかし、合計97試合で26得点12アシストを記録したJ2リーグのギラヴァンツ北九州時代(2019-2021)と比較すると、髙橋の現時点での町田での活躍はやや大人しく見えるのも事実。すでに強力な攻撃陣の一角を担っているとはいえ、その能力をまだ出し切れていない点から、期待も込めて評価は3とした。
FW:エリキ
評価点:5
かつてJ1リーグの横浜F・マリノス(2019-2020)にも所属し得点を量産していたFWエリキ。中国サッカー・スーパーリーグ(1部)の長春亜泰足球倶楽部(2021-2022)を経て、2023シーズンは再び町田でJリーグ復帰を果たした。ワンタッチでゴールを狙えるポジション取りは、横浜FM時代に見せた雄姿そのもの。長身のFWミッチェル・デュークと組むことで、よりDF陣を混乱させるなど、相手にとっては不気味な存在と言える。
第10節が終わった現時点で4試合に出場し4得点1アシスト。多くの選手が加入した町田の中でも数字に残る活躍を見せている。また、エリキは攻撃のみでなく守備での貢献度も高い。試合の終盤でも前線からのプレスを怠らず、後方まで下がってボール奪取を試みるなど積極的な守備の姿勢も随所で見られる。相棒となる攻撃陣選手との関係性も良好で、守備面でも献身度が高いことから、評価を最高の5とした。
FW:ミッチェル・デューク
評価点:4
2022FIFAワールドカップカタール大会では、オーストラリア代表として母国のベスト16進出に大きく貢献したFWミッチェル・デューク。Jリーグでの経験は長く、清水エスパルス(2015-2019)を皮切りに現在所属する町田を含めて3つのJクラブで活躍してきている。町田では、新加入ながらも2023シーズン開幕からスタメン出場を続けていたが、残念ながら第7節の藤枝MYFC戦で負傷。クラブの公式発表によると、約6週間の離脱となりそうだ。
ここまでの得点はわずかに1点のみだが、アシストはすでに3つをマーク。FWエリキとの関係性も良好で、強力な得点力を引き出す役割も十分に果たしている。一方、負傷したデュークに代わりスタメン出場しているFW荒木駿太も目立った活躍を見せており、負傷明けにすんなり元通りの起用となるかは不明だ。しかし、アシスト数からも分かるように、得点への期待感に加えてゲームを作る上でもデュークが果たしている役割は大きい。怪我のため出場機会は減ってしまったものの、前線選手の得点機会創出に大きく貢献していたことから評価を4とした。
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