Jリーグ ジュビロ磐田

磐田・後藤啓介の投稿話題「高校生が一番大人」町田戦後の場外乱闘に呆れ声

後藤啓介 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグ第9節のジュビロ磐田対FC町田ゼルビアでは、町田所属DF藤原優大が磐田所属MF山田大記を突き飛ばしたことがきっかけで乱闘騒ぎに。試合翌日にも磐田所属DF松原后と町田所属GKポープ・ウィリアムによるSNS上での“場外乱闘”が発生する中、磐田所属である高校生FW後藤啓介のSNS投稿が反響を呼んでいる。

 この試合では1-1で迎えた79分、後藤啓介のシュートがブロックされてコーナーキックとなった直後、ゴールラインを割ったボールを巡って藤原と山田が衝突。藤原が山田を背後から突き飛ばすと、両クラブの選手やコーチングスタッフが入り乱れる。そして3分間の試合中断をへて、主審は藤原にレッドカードを提示。同選手は13日にJリーグから1試合の出場停止処分を科された。

 また試合翌日には、松原が「昨日のようなチームに勝ちきれなかった自分達の力不足。自分の質を上げていきます」とツイート。するとウィリアムは自身のインスタグラムアカウントで松原の投稿を引用した上で、笑い転げる顔文字を6つも使って揶揄。

 「噂通りだったけど、試合中クズ発言連発してたヤツがグランド外まで持ち込むなら我慢できないなー。試合中ずっとうちの選手にヘタクソ共、高校サッカーやっとけとかリスペクトにかけるクソみたいな発言してたのにな」

 「乱闘になった時もうちの選手のことぶん殴ってたもんね。久々に見たあんなに気持ちよく無いサッカー選手」と乱暴な表現を用いながら自身の心境を綴ると、ツイッター上では「これはちょっと…」、「言葉遣いが…」、「正直どっちもどっち」、「松原もポープ・ウィリアムも悪い」という声が上がっている。

 試合後に場外戦が勃発する中、17歳の後藤は13日に自身のインスタグラムアカウントを更新。町田戦でプレーする自身の姿をアップすると、「平日の夜沢山の声援ありがとうございました。次はサッカーをして、サッカーを見てもらって、サッカーで勝って、結果で黙らせましょう。そして、ブーイングよりも熱い、大きな声援でお願いします。その声援に応えれるように頑張ります」と、次節ロアッソ熊本戦への意気込んでいる。

 この投稿には、磐田サポーターやJリーグファンから「次節頼んだよ!」、「これからも応援しています!」、「今度は絶対勝とう!」と次々と激励のメッセージが。ツイッター上では「高校生の後藤くんが一番大人だな」、「場外乱闘の裏で、高校生があんな素敵なことを書くなんて!」、「後藤くんが人間としても素晴らしすぎて大人恥ずかしい」という声が多数上がるなど、後藤と松原、ウィリアムが比較されている。

 後藤は今季ここまでリーグ戦全試合で出場しているほか、3試合でスタメンに抜てき。磐田の補強禁止処分にくわえてFW杉本健勇が横浜F・マリノスへレンタル移籍したこともあり、今季での飛躍が期待されている。