Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

札幌取締役が釈明「野球を攻撃しない」C大阪戦で日本ハム意識の投稿炎上

相澤陽介氏 写真:Getty Images

 北海道コンサドーレ札幌は今月9日、明治安田生命J1リーグ第7節のセレッソ大阪戦で3-2と勝利。しかし、札幌の取締役である相澤陽介氏によるC大阪のスポンサー『日本ハム株式会社』を意識した投稿が炎上。プロ野球の北海道日本ハムファイターズファンから批判を浴び、謝罪する事態に追い込まれている。

 相澤氏は試合中に「セレッソに負けるわけにはいかない。日本ハムのロゴが入ったユニに負けるわけにはいかない。シンハービールを呑むわけにはいかない。とりあえず負けるわけにはいかないんだよ」と投稿。

 すると「ファイターズファンにとって気分悪い内容」、「ファイターズがコンサドーレから嫌われている理由分かった」、「なぜコンサはそんなにも日ハムを嫌うのか」と、ファイターズファンからの批判が殺到。

 これに対してコンサドーレサポーターが「なぜファイターズファンがイライラしているのか」、「日ハムファン騒ぎすぎ」と反発するなど、同氏の投稿内容を巡る議論が白熱している。

 くわえて「野球とサッカー仲悪いのか」、「対立煽りしないでほしい」、「どうして同じ北海道のチームで対立するようなこと言うのか」と、野球とサッカーの対立構造に関するコメントも数多く寄せられているほか、「取締役という立場をわきまえて発言してほしい」、「取締役の発言として不用意」といった声も上がっている。

 すると同氏は試合後に「今エスコン含め日本ハムは日本中の話題です。北海道の話題を作り、素晴らしいです。僕は埼玉県所沢市西武球場前駅出身なんで野球をずっと見てきました。野球を悪く言う意味はないです。日本ハムがサッカーにいるなら負けられないから。負けられないからがんばらないと」と、エスコンフィールドへの移転で話題沸騰中のファイターズを称賛。

 「日ハムのロゴ=野球だし セレッソの背中=日ハム 過去散々やり合ったセレッソだし。野球を攻撃なんかしてないし、野球くわしいよ。だれも攻撃なんかしないよ。おちついて!」と釈明。ファイターズへの攻撃や、サッカーと野球の比較をする意図がないことを説明している。

 相澤氏は多摩美術大学染織科を卒業後、『COMME des GARCONS』を経て2006年に『ホワイトマウンテニアリング』をスタート。これまで数多くのブランドのデザインを手がけると、コンサドーレ関係者と親交があったことがきっかけとなり、2019年2月にコンサドーレのクリエイティブディレクター、2021年に取締役に就任している。