リバプールからASモナコへ移籍した日本代表MF南野拓実が、再びイギリス国内から厳しい評価を受けている。英メディア『トークスポーツ』はマンチェスター・シティで活躍するノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドと南野を比較し、リバプールの補強戦略を批判した。
南野はかつてオーストリア1部レッドブル・ザルツブルクでハーランドとともにプレー。2020年1月にリバプールへ完全移籍したが出場機会に恵まれず、2021年1月にサウサンプトンへレンタル移籍。2020/21シーズン終了後にリバプールへ復帰したが、2021/22シーズンもプレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグで先発出場がほとんどなく、国内カップ戦要員として過ごしていた。
同メディアは今月1日にリバプール対マンチェスター・シティが控える中、両クラブの過去対戦成績やハーランドの成績を回顧。その上で「ユルゲン・クロップ監督はスカウティングに頭を悩ませていたが、彼の目に留まったのはハーランドではなく、南野だった」
「リバプールは2020年1月に南野を725万ポンド(約10億円)で獲得した。しかし残念ながら、南野はザルツブルクで見せたようなパフォーマンスを再現することはできず、サウサンプトンへのレンタル移籍をへて、ASモナコへ完全移籍した」
「一方、ハーランドも2020年1月にザルツブルクからボルシア・ドルトムントへ移籍した。ドルトムント移籍後もゴールラッシュが止まらず、昨年夏にマンチェスター・シティと契約するまで89試合の出場で86ゴールを挙げている」と、両選手を比較。2020年1月におけるリバプールの補強戦略が間違いだったと主張している。
なお南野は昨年6月、出場機会を求めてリバプールからASモナコへ完全移籍。しかしフィジカル面を重視するスタイルにフィットできず、スタメンでの出場機会が限定。今年3月のキリンチャレンジカップ2023では日本代表メンバー外となっている。
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