セルティックに所属するFW古橋亨梧とMF旗手怜央の日本代表落選理由が、英国内に衝撃を与えている。森保一監督はスコットランド1部リーグのレベルを考慮に入れたことを示唆。現地では日本人選手のセルティック退団を危惧する声が沸き起こっている。
古橋亨梧と旗手怜央は、セルティックの主力選手として活躍。しかし昨年11月開催のFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)で日本代表メンバーから漏れると、今月開催のキリンチャレンジカップ2試合でもメンバー外となっている。
また森保一監督は両選手の招集外について「リーグのレベルや置かれている状況もあったり、いろんなことを考えての招集です」と説明。現地メディアはスコットランド1部のレベルが低いことを理由に、同監督が2選手を招集しなかったと解釈している。
するとセルティックの専門サイト『セルティックスター』も、森保一監督のコメントに反応。英紙『デイリーレコード』と同じくスコットランド1部リーグのレベルに触れた上で、「森保一監督の考えは、セルティックが今後選手を引きつけるだけでなく、引き留めることができるかどうかという懸念を抱かせる」と主張。
「サッカー界が国際的な人材確保、近代的なコーチング、戦術的な進歩を取り入れているのに対し、スコットランドはやや遅れをとっている。実際のところ、セルティックはアンジェ・ポステコグルーが監督に就任してようやくスピードアップしたように見える」と、森保一監督のコメントに反論することなく現実を直視している。
2021年6月のポステコグルー監督就任以降、日本人選手獲得戦略を推し進めてきたセルティック。古橋亨梧や旗手怜央、前田大然には欧州主要リーグ移籍の可能性があるだけに、森保一監督のコメントがセルティック所属の日本人選手にステップアップ移籍を駆り立てるかもしれない。
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