齊藤未月(ヴィッセル神戸)
5人目は、湘南ベルマーレからの期限付き移籍でヴィッセル神戸へ加入したMF齊藤未月。アビスパ福岡との開幕戦では怪我人が多く、ベストとはいえない布陣で挑んだ湘南だが、後半に主導権を握ると途中出場のFWジェアン・パトリッキの得点で1-0の勝利。スタメン出場で攻撃陣を引っ張ったFW大迫勇也を含めた攻撃陣が目立ったが、[4-1-2-3]の1アンカーに入った齊藤の存在も大きかった。
齊藤は技術の高さに加えてポジショニングの妙で福岡に自由を与えず。後半の波状攻撃が先制点につながった。怪我人が復帰するにつれてポジション争いは激しくなるが、十分なアピールとなったはずだ。
紺野和也(アビスパ福岡)
6人目は、FC東京から完全移籍でアビスパ福岡に加わったMF紺野和也。ヴィッセル神戸との開幕戦こそ敗れたものの、FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)にも例えられたレフティー紺野は、右サイドから多くのチャンスを生み出し、今後の数多くの得点への関与を期待させた。相手を外すドリブルで時間を作り、そこからのパスやクロスで最も得点の匂いを感じさせた選手だった。
FC東京時代には出場機会が限られていた紺野だが、福岡では主軸となる可能性が高く、先述のジョルディ・クルークスが抜けた穴を補って余りある活躍を見せるかもしれない。
小野瀬康介(湘南ベルマーレ)
7人目は、昨季ガンバ大阪で26試合に出場していたものの予想外の契約満了となったMF小野瀬康介。近年巧みな補強を続けている湘南ベルマーレが獲得すると、サガン鳥栖との開幕戦で早速スタメンフル出場。新加入ながら、序盤から周囲との関係も円滑で攻守に絡んでいく。
後半19分にはダメ押しとなる5点目を決めるなど、小野瀬は1得点1アシストで、チームの5-1の大勝に貢献した。走行距離も13.2kmを記録しており、得点には絡めない試合でも重要な存在となることだろう。
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