川崎シミッチが去就に言及「契約期間残り1年だが…」サポーターに感謝も

　川崎フロンターレは今月17日の明治安田生命J1リーグ開幕戦で、昨季J1王者の横浜F・マリノスと激突する。この一戦を前に、川崎フロンターレ所属MFジョアン・シミッチ（29）がJ1制覇にかける思いを告白。川崎フロンターレとの契約内容や自身の将来についても語った。

　シミッチはブラジルメディア『ランセ』のインタビューにて「残念なことに、昨季はJ1リーグで優勝できなかった。開幕でスタートダッシュを決めて、もう一度川崎フロンターレがタイトルを狙えるように僕たちはハードワークをしているんだ」

　「僕はJリーグで5年目を迎えているけど、チームメイトやクラブを助けるために必要な経験を積んでいる。Jリーグは非常に難しいコンペティションだけど、上位を目指して戦っていくよ」と、Jリーグの舞台での経験をアピールしている。

　一方で『ランセ』の報道によると、シミッチと川崎フロンターレの契約期間は2023シーズン終了後までだという。同選手は自身の今後について問われると「川崎フロンターレとは1年契約が残っているし、まだ自分の将来については考え始めていないね。今シーズン、川崎フロンターレのタイトル争いに貢献するためにも、目の前のことに集中しているんだ」

　「名古屋グランパスから移籍してきた時に歓迎されたし、今でもサポーターとはとても親しい関係だよ。今後何が起こるのか、心静かに待とう」とコメント。川崎フロンターレサポーターに感謝を述べるとともに、横浜F・マリノス戦にむけて集中する姿勢を見せた。

　シミッチは2019年2月、セリエA（イタリア1部）アタランタから名古屋グランパスへ完全移籍。名古屋グランパスに2シーズン在籍した後、2021年1月から川崎フロンターレに在籍。昨季はJ1リーグ26試合の出場で1ゴールをマークしている。