明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)は、2023シーズン開幕にむけてトレーニングを積んでいる。そのイニエスタとヴィッセル神戸の契約は今季終了後に満了を迎えるが、スペイン国内では同選手の現役引退時期やバルセロナ復帰の可能性について報じられている。
スペイン紙『エル・ナシオナル』は「イニエスタがバルセロナのジョアン・ラポルタ会長から復帰打診を受ける」と見出しをうち、2023シーズン限りでの現役引退、および現役引退後のバルセロナ復帰の可能性を特集。
同選手とヴィッセル神戸との契約期間に触れた上で「イニエスタはヴィッセル神戸でプレーするため、およそ5年間日本に滞在している。今のところ引退の可能性については言及していないが、多くの成功とタイトルを獲得してきたプロサッカー選手としてのキャリアに終止符を打つ時期が近いことは明らかだ」
「なぜなら、ジョアン・ラポルタ会長がすでに彼をバルセロナに復帰させるためのテストを行っているからだ。彼はカンプ・ノウに戻り、チャビ・エルナンデスのコーチングスタッフとして、あるいは下部組織のコーチングスタッフとしてバルセロナに戻ることを望んでいる」
「バルセロナは再びスペインサッカー界の偉大なレジェンドのひとりをクラブに迎えることができるだろうが、彼がどんな役割を果たすかはまだ分からない」と綴っている。
イニエスタは昨年10月、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで来季までヴィッセル神戸でプレーする意向を明言。現役引退後の目標として、バルセロナの幹部や指導者になることを掲げていた。
ただ一方で、昨年11月にスペイン紙『アス』のインタビューを受けた際には「自分自身が存在するためにピッチに立っていると感じたら、引退する時だと悟るんだけど、その瞬間はまだない」
「はっきりしたことは分からないけど、基本的には日本で引退するだろうね。もしかしたら明日にも、別の地平線が開けるかもしれない。ただそうなった場合でも、スペインよりかはサッカーの競争レベルに低い場所になるだろう」と現役引退の時期などについて具体的な言及を避けていた。
今年5月11日に39歳の誕生日を迎えるイニエスタ。本人がどのタイミングで現役引退の可能性に言及するのか注目が集まる。
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