シント=トロイデンVV(STVV)をはじめ、ベルギー1部リーグのクラブには多くの日本人選手が在籍。かつてFC東京でプレーしていたKVコルトレイク所属DF渡辺剛(25)もそのひとりだ。そんな渡辺剛が、日本代表でのプレーやワールドカップ出場に対する思いを告白。ステップアップ移籍の可能性も示唆している。
同選手は2021年12月にFC東京からKVコルトレイクへ完全移籍すると、海外挑戦1年目の2021/22シーズンは6試合の出場にとどまっていた。しかし今季はベルギー1部リーグで開幕から全試合でフル出場す。不動のセンターバックとしてチームを支えている。
そんな渡辺剛は今月、ベルギー紙『ヘット・ラーツテ・ニウス』のインタビューに対応。Jリーグとベルギー1部リーグの違いを聞かれると「Jリーグで対戦したストライカーは、ベルギーリーグよりも賢くてテクニックに優れた選手が多いですね。対してベルギーリーグでは、フィジカル勝負になることが多いです」
「例えばKRCヘンクではポール・オヌアチュ選手とマッチアップしましたけど、彼は良い選手ですけど賢くはありません。彼は体を使うだけで、彼との空中戦でマイボールにすることができました」とコメント。昨年12月26日のKRCヘンク戦(1-0で勝利)でのプレーを振り返りながら、ベルギー1部リーグを代表するストライカーの特徴を解説している。
渡辺剛はFC東京在籍時の2019年12月に行われたEAFF E-1サッカー選手権(旧東アジアサッカー選手権)で日本代表に初選出。12月14日の香港戦で代表デビューを果たしたものの、2020年以降は一度も代表メンバーに名を連ねていない。
それでも本人は「日本代表のメンバーに入りたいですね。森保一監督から話は聞いたことがありませんが、もしかしたら来るかもしれません。ワールドカップの舞台でプレーするのが、幼い頃からの夢です」とコメント。
さらに自身の将来について聞かれると「KVコルトレイクとは2025年(6月)まで契約を残していますけど、来年のどこかのタイミングでブンデスリーガへ移籍できたらいいかなと思っています」と、野心をのぞかせた。
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