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名古屋移籍ユンカー「MLSよりJリーグの方が…」浦和復帰の可能性言及も

キャスパー・ユンカー 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・名古屋グランパスは今月5日、浦和レッズからデンマーク人FWキャスパー・ユンカー(28)を期限付き移籍により獲得したと公式発表している。そのユンカーが母国メディアのインタビューを通じて、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)所属クラブからのオファーを拒否した理由を告白。浦和レッズ復帰の可能性をはじめ、自身の今後について語った。

 ユンカーの去就については、昨年12月にMLSのポートランド・ティンバーズへ移籍する可能性が報じられていた。しかしデンマーク紙『B.T.』は昨年末に「ユンカー、浦和レッズともにポートランド・ティンバーズと合意に達しなかった」とリポート。

 「ユンカーがJリーグでのプレー続行にこだわっている」と伝えると、年明けになって名古屋グランパスへ1年間の期限付き移籍により加入することが正式決定している。

 そんなユンカーは今月、デンマーク紙『bold』のインタビューに対応。将来的なMLS移籍の可能性について「いずれはMLSでプレーしてみたいと思っているけど、経済面では日本の方がかなり良いと思っている。日本で生活できるのが本当に幸せなのさ」と、Jリーグでのプレーに満足していることを強調。

 MLS所属クラブからのオファーを拒否したことを明かした上で「Jリーグでの挑戦が完結したとは思っていない。MLS挑戦が僕のキャリアの後半において興味深い選択肢になるか考える必要があるよ」とコメントを残している。

 また2023シーズン終了後のプランを聞かれると「浦和レッズとの契約は2024年まで残っている。何が起こるかは分からない。別のことにチャレンジしたいと思うような出来事があるかもしれないからね」

 「ただ今の僕にとって大事なことは、名古屋でいいシーズンを過ごすことだよ。モチベーションは高いし、(名古屋グランパスの戦い方は)僕のプレースタイルに少し近いものがある。長谷川健太監督も僕のどういうタイプの選手なのかよく理解しているしね」と、2023シーズンへの意気込みもあわせて語っている。