デンマーク人FWキャスパー・ユンカー(28)は今月5日、明治安田生命J1リーグ・浦和レッズから名古屋グランパスへ期限付き移籍。デンマーク紙『bold』のインタビューにて、Jリーグでのプレーに対するこだわりや名古屋グランパス移籍に至るまでの背景を明かしている。
同選手は2021年4月、ノルウェー1部FKボデ/グリムトから浦和レッズへ完全移籍。絶対的ストライカーとしての役割を期待されていた。しかし来日1年目グロインペイン症候群に悩まされると、2022シーズンも複数回にわたり戦線離脱。J1リーグ14試合の先発出場で7ゴールという結果に終わると、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)からのオファーが伝えられる中、名古屋グランパスへ移籍している。
そんなユンカーは「名古屋グランパス移籍はすぐに決まったよ。名古屋グランパスからのオファーを受け入れるのは難しいことではなかったね。浦和レッズとも、僕が日本にとどまった上で新たな挑戦をすることで合意したんだ。日本でプレーすることが幸せだからね」とコメント。
「名古屋グランパスは、僕がFKボデ/グリムトにいた時から興味を示していた。僕のことをよく理解してくれていると分かっていたんだよ。日本国内でビッグクラブだ。スタジアムや街が素晴らしく、サポーターも多い。早く自分の将来を決められるのはいいことだね」と、Jリーグ挑戦前の時点で名古屋グランパスから関心を寄せられていたことを明かした。
また条件面における浦和レッズ在籍時との比較を求められると「減俸をのんだ上での移籍というのは、あまり賢いやり方ではない。移籍の決め手になったわけではないけど、経済的に悪い選択でなかったことは確かだよ」と語っている。
なお『bold』は、名古屋グランパスへのレンタル移籍契約に買い取りオプションが含まれていることもあわせて伝えている。
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