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田中碧が移籍金7億円でデュッセルドルフ退団?残留熱望もブンデス移籍報道

田中碧 写真:Getty Images

 ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属の日本代表MF田中碧(24)はカタールW杯・スペイン戦で決勝ゴールをあげると、市場価値が大幅に上昇。ステップアップ移籍の可能性も取りざたされる中、ドイツ紙『ビルト』が同選手とデュッセルドルフの契約内容を報道。選手本人の去就に関するコメントとともにあわせて伝えている。

 『ビルト』は「田中碧は500万ユーロ(約7億1200万円)で移籍可能だ!」という見出しをうち、同選手の契約内容をリポート。これによると、田中碧はデュッセルドルフと2025年6月まで契約を残しているが、今季終了後以降から適用可能な500万ユーロによる契約解除条項が盛り込まれているとのことだ。

 一方、田中碧本人は『ビルト』のインタビューにおいて「今シーズン後半戦もデュッセルドルフでプレーするつもりです」とコメント。今冬デュッセルドルフ残留に意向を明かしている。

 ただデュッセルドルフ幹部は移籍金500万ユーロ以上のオファーが届いた場合、交渉に応じる姿勢を見せているという。

 なお『ビルト』が先日報じたところによると、田中碧の市場価値はカタールW杯での活躍もあり、70万ユーロ(約9800万円)から250万ユーロ(約3億5000万円)に上昇したとのこと。デュッセルドルフが給与未払いの危機に直面していることもあわせて伝えている。

 また英紙『デイリーメール』は昨年末、田中碧の去就について「日本のトップレベルの選手の多くがブンデスリーガでプレーしている今、田中碧が日本代表のチームメイトとブンデスリーガ所属クラブで共闘する時が来たのかもしれない」と綴り、ブンデスリーガ移籍の可能性に触れている。