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浦和、ギアクマキス獲得交渉で不安?セルティックが移籍金13億円に設定か

ギオルゴス・ギアクマキス 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグの浦和レッズは、セルティック所属のギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(28)へ高額年俸のオファーを提示したと報じられている。そんな中、セルティックが高額の移籍金を設定した模様。浦和レッズとセルティックのクラブ間交渉長期化の可能性があるようだ。

 ギアクマキスの去就については、セルティックの専門サイト『セルティック・ボーイズ』は今月8日、「浦和レッズがセルティックに対してオファーを提示した。クラブ間交渉が最終段階を迎えている」と伝えていた。

 すると英紙『デイリーレコード』は9日になって「浦和レッズはセルティックに移籍金400万ポンド(約6億4000万円)を支払う用意がある。ギアクマキスには、現在セルティックで受け取っている金額の2倍にあたる年俸でオファーを提示した」と報道。

 セリエAのサンプドリアは買い取りオプション付きのレンタル移籍でオファーを提示したものの、セルティックは完全移籍による同選手放出を望んでいるという。

 そんな中、英紙『サン』は10日に「セルティックはギアクマキスに(移籍金として)800万ポンド(約12億9000万円)を設定した」とした上で、浦和レッズやサンプドリアの他にロシア、ドイツ、アメリカ、中東のクラブも同選手獲得を狙っているとリポート。

 浦和レッズの動きについて「三菱商事の支援を受ける浦和レッズは、頭金と分割払いでセルティックの要求額に応じる可能性がある。他の5つの国のクラブとの争奪戦でリードしている」と伝えているが、 『デイリーレコード』の報じた金額の2倍であることが不安材料のひとつとして考えられる。

 ギアクマキスは2021年8月にVVVフェンロからセルティックへ完全移籍したものの、日本代表FW古橋亨梧(28)の活躍もありスタメンでの出場機会が限定。今季もここまでスコットランド1部リーグ21試合中4試合の先発出場にとどまっているが、6ゴール1アシストと結果を残している。

 またセルティックは同選手を獲得した際、VVVフェンロに対して移籍金250万ポンド(当時約3億7000円)を支払ったとみられている。