かつて日本代表監督やモロッコ代表監督をW杯開幕直前に解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏や、カタールW杯期間中に森保一監督の後任候補に挙がっていたマルセロ・ビエルサ氏に、韓国代表指揮官就任の噂があるようだ。
ハリルホジッチ氏はロシアW杯開幕前に日本代表監督を解任されると、2019年8月にモロッコ代表監督に就任。モロッコ代表をカタールW杯出場に導いた一方で、チーム内の規律を重んじるがゆえにチェルシー所属MFハキム・ツィエクら3選手を代表チームから追放。ツィエクとの関係修復に至らなかったこともあり、昨年8月にモロッコ代表監督を解任されて以降フリーとなっている。
一方、ビエルサ氏はアルゼンチン代表監督として2002年の日韓W杯に参戦。2007年から2011年までチリ代表を率いたほか、オリンピック・マルセイユやラツィオなど欧州複数クラブで指揮。2018年6月からリーズ・ユナイテッド監督を務めていたが、昨年2月に成績不振により解任されている。
また昨年11月末には、日本サッカー協会が森保一監督の後任としてビエルサ氏の招へいに動く可能性があると報じられたほか、昨年12月にはウルグアイ代表監督就任の可能性も報じられたが、依然として無所属状態だ。
そんな中、韓国のサッカージャーナリストであるジェイソン・リー氏が今月11日、韓国国内の報道として「韓国では、マルセロ・ビエルサとバヒド・ハリルホジッチが代理人を通じて大韓サッカー協会に履歴書を提出したとの報道がある」
「単なる適正評価かもしれないが、それにしてもエキサイティングな名前である」とツイート。カタールW杯ベスト16入りを果たした韓国代表の次期監督候補に両者の名前を挙げている。
韓国代表は2018年8月からパウロ・ベント監督が指揮を執ると、カタールW杯グループリーグでは最終戦で強豪ポルトガル代表相手に勝利。劇的な展開で決勝トーナメント進出を果たしたが、決勝トーナメント1回戦でブラジル代表に1-4で敗れて敗退。昨年12月13日にベント監督の退任が正式決定している。
またベント監督の後任候補には、日韓W杯の韓国代表メンバーであるアン・ジョンファン氏をはじめ複数名が挙がっているものの、大韓サッカー協会は今月10日時点で後任監督を公式発表していない。
コメントランキング