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セルティック井手口陽介、G大阪復帰濃厚か。英紙揶揄も「既視感が…」

井手口陽介 写真:Getty Images

 セルティックは明治安田生命J1リーグ・横浜F・マリノス所属の日本代表MF岩田智輝(25)を獲得や、元日本代表MF井手口陽介(26)の今冬退団がほぼ確実とみられている。そんな中、井手口陽介のガンバ大阪復帰が濃厚という見方が現地で広まっているようだ。26日、英紙『スコティッシュ・デイリーメール』が報じている。

 井手口陽介は昨年12月にガンバ大阪からセルティックへ完全移籍。しかし加入から3週間後のカップ戦で相手選手から強烈なタックルを受けて膝を負傷。今季開幕前にも再び負傷すると、今季はここまで公式戦で出番なし。先月のオーストラリア・ツアーには帯同すると親善試合のシドニーFC戦で今季初めてプレーしたが、存在感を発揮できなかった。

 同選手の去就については、英紙『サン』が今月8日に「井手口陽介に日本からオファーが届いており、この冬にセルティックを離れる」と報道。

 「複数のJリーグクラブが彼の動向を注視している。ガンバ大阪は井手口陽介にとって3度目となる移籍に前向きであるようだが、名古屋グランパスも興味を示す可能性がある」と移籍先候補を挙げると、先週にはセルティックからの退団勧告が伝えられていた。

 また『スコティッシュ・デイリーメール』は今月24日に「セルティックが岩田智輝をリストアップした」と報じると、岩田智輝は井手口陽介の後釜だと主張。すると26日になってセルティックの専門サイト『ザ・セルティック・スター』が「岩田智輝は100万ドル(約1億3000万円)の買い取りオプションが付いたレンタル移籍で加入する」と伝えていた。

 そんな中『スコティッシュ・デイリーメール』は26日、井手口陽介について「彼は来年1月の移籍ウィンドウで日本へ帰国する用意がある」と報道。「岩田智輝は井手口陽介の後釜として獲得するようであり、セルティック所属の日本人選手は6人に増えない」とした上で「セルティックは井手口陽介に欧州で成功を収めるためのチャンスを与えたが、またしてもうまくいかず、二度目の帰国が決まった」

 「ガンバ大阪に再び戻るとなれば誰も驚かないだろう。イギリス国内の他クラブが今後、彼の獲得に動く可能性は低いように思える」と、ガンバ大阪復帰の可能性があるとの見解を示した。

 なお『スコティッシュ・デイリーメール』は、井手口陽介が2018年にガンバ大阪からリーズ・ユナイテッドへ移籍したことにも言及。2019年8月のガンバ大阪復帰に至るまでの過程を説明するとともに「井手口陽介のセルティック退団に驚きはまったくない。彼にとっては既視感の覚えることだろう」と綴っている。