Jリーグ 浦和レッズ

浦和ユンカー退団確実と海外報道。スコルツァ新監督の構想外か

キャスパー・ユンカー 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・浦和レッズ所属のデンマーク人FWキャスパー・ユンカー(28)は、以前から今冬退団の可能性が取りざたされている。そんな中、デンマークのスポーツ誌『Tipsbladet』が20日、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)の情報を専門に扱う『MLSサッカー』の報道を引用する形で同選手の浦和レッズ退団が確実と報じた。

 ユンカーの去就については、デンマーク紙『bold』は今月14日に「MLSのポートランド・ティンバーズが浦和レッズに対して、ユンカーのレンタル移籍による獲得オファーを提示したと報じられている。このオファーには、買い取りオプションも盛り込まれている」と伝えていた。

 すると『Tipsbladet』は「ユンカーが新年早々クラブを変える。1年半にわたってプレーしてきた浦和レッズとは、どう考えてもおさらばだ」と報道。「浦和レッズは監督交代をしており、新たなストライカー獲得に動いている」と綴るなど、マシエイ・スコルツァ新監督の構想から外れたとの見方を示している。

 そしてポートランド・ティンバーズ移籍の可能性については「ユンカーにとって、将来の所属クラブとしては非常に良いオファーに見える」と見解を披露。MLS挑戦の可能性があると主張した。

 なおユンカーは2021年4月に浦和レッズへ完全移籍により加入したが、来日1年目からグロインペイン症候群に悩まされると今季も複数回にわたり戦線離脱。J1リーグで14試合の先発出場にとどまり、7ゴールという結果に終わっていた。

 またユンカーと浦和レッズの契約についてはデンマーク紙『B.T.』が今年1月、両者が2024年1月までの契約延長で合意したと報じていた。