日本代表・海外組 海外日本人選手

元名古屋・齋藤学が水原三星退団。Jリーグ復帰の可能性を韓国メディア報道

齋藤学 写真:Getty Images

 韓国1部・水原三星は今月16日、元日本代表FW齋藤学(32)が契約満了により今季限りで退団すると公式発表。かつて横浜F・マリノスや川崎フロンターレ、名古屋グランパスなどに在籍していた同選手には、Jリーグ復帰の可能性もあるようだ。

 齋藤学は名古屋グランパスでの出場機会を失うと、今年6月30日に水原三星へ完全移籍。加入当初は先発出場の機会が多かったものの、チームの下位低迷とともに8月以降はスーパーサブに降格。チームも韓国1部リーグで下位に低迷し、2部入れ替え戦に回っていた。

 そんな中、同選手は10月22日の試合で手首骨折や足首のじん帯損傷という大怪我を負ったにもかかわらず、29日の2部入れ替え戦・FC安養戦2ndレグで延長後半終了間際に自らのクロスから勝ち越しゴールを演出。チームの勝利、そして1部残留に大きく貢献していた。

 しかし先月末に選手サイドとクラブ幹部による契約延長交渉が破談に終わったと報じられると、今月16日に水原三星退団が正式決定。韓国メディア『SPOTV』は 齋藤学の移籍先候補について「韓国国内外のすべてのクラブに可能性がある」と見解を披露。Jリーグ復帰の可能性もあると主張している。

 なお韓国国内の日本人選手では、横浜F・マリノスから蔚山現代へレンタル移籍していた元日本代表MF天野純(31)が、全北現代へ加入見通しとなっている。また蔚山現代は天野純の後釜として、浦和レッズ所属の元日本代表FW江坂任(30)の獲得が濃厚と報じられている。