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サントス、柏ドッジ獲得確実に。鹿島のピトゥカ獲得オファー拒否で方針転換

ドッジ 写真:Getty Images

 ブラジル1部サントスは明治安田生命J1リーグ・鹿島アントラーズ所属MFディエゴ・ピトゥカ(30)の再獲得に失敗。柏レイソル所属のブラジル人MFドッジ(26)をピトゥカの代替候補にあげていたが、同選手の獲得が秒読み段階となっているようだ。13日、ブラジルメディア『A Tribuna』が報じている。

 サントスは中盤の補強を目指す中、SCインテルナシオナル所属MFエジニウソン(32)、ASモナコ所属MFジェアン・ルーカス(24)、ピトゥカとの交渉が破談に。ブラジルメディア『Diario do Peixe』は今月12日、サントスがピトゥカ獲得失敗をうけてドッジにターゲットを切り替えたと報道。サントスのオダイール・ヘルマン監督がブラジル1部フルミネンセで同選手を指導していたこともあわせて伝えている。

 一方、ドッジの代理人は先月末にブラジルメディアのインタビューで「(ドッジに関して)SCインテルナシオナルとの交渉は進めていない。彼は日本で幸せだし、(柏レイソルとの)契約はもう1年残っている」

 「今は柏レイソルと契約延長にむけての交渉を行っているところだ」とコメント。柏レイソル残留が既定路線であると強調していた。

 しかし『A Tribuna』は「サントスは3年契約でのドッジ獲得に近づいている」と報道。「両クラブによる(移籍手続きに必要な)書類の交換のみを残している」と伝えており、交渉がほぼ完了しているとみられる。

 また移籍金や年俸などについては報じていないものの、早ければ今週中にも公式発表が行われるとの見通しを示している。

 ドッジは2020年12月にブラジル1部フルミネンセとの契約延長交渉が決裂。フリー移籍により柏レイソルへ加入すると、来日1年目の昨季は負傷離脱もありJ1リーグで16試合の出場で終了。今季も序盤はスーパーサブに甘んじていたが、7月以降はレギュラーに定着。リーグ戦17試合に先発出場していた。