明治安田生命J1リーグ・FC東京所属のブラジル人FWルイス・フェリッピ(28)は、ポルトガル1部スポルティングCPからのレンタル移籍期間が間もなく満了を迎える。ただ現時点でも同選手の去就は不透明であるようだ。12日、ポルトガル紙『ア・ボーラ』が報じている。
フェリッピは湘南ベルマーレやギリシャ1部パナシナイコスなど複数クラブからの関心が伝えられる中、7月19日にFC東京へのレンタル移籍。7月30日のJ1リーグ第23節・サンフレッチェ広島戦でデビューすると、以降は公式戦全試合に出場。スーパーサブとして活躍する中、2ゴールをマークしてシーズンを終えていた。
そんなフェリッピの契約については、ポルトガル紙『レコルド』が今年7月に「FC東京で10得点をマークすれば買い取り義務が発生する」と報道。しかし今季後半戦で2ゴールだったため、買い取り義務は発生しない。
ただFC東京とスポルティングCPの取引内容には、150万ユーロ(約2億2000万円)の買い取りオプションも盛り込まれている模様。当初は今年11月末まで行使可能と伝えられていたが、『ア・ボーラ』が新たに報じたところによると、行使期限は今月21日までだという。
さらに『ア・ボーラ』は「彼はFC東京へ完全移籍するのか、それともスポルティングCPに復帰して、新たな解決策を見出さなければならないのか、まだ分からない」と、同選手の今後に関する現状もあわせて伝えている。
なおフェリッピとスポルティングCPの契約期間は2024年6月までとのこと。本人は先日、ポルトガルメディア『Bola na Rede』のインタビューで「スポルティングCPでプレーしないのなら、ポルトガルに帰りたくないね」と語るなど、ポルトガル国内他クラブへのレンタル移籍に否定的な考えを示している。
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