異様に盛り上がったグループD
今CLグループステージでは、異様なまでに盛り上がりを見せたグループがあった。それはグループDである。
グループDではトッテナム・ホットスパーと、アイントラハト・フランクフルトが決勝トーナメントへ駒を進めたが、スポルティング・リスボンやオリンピック・マルセイユも十分にグループステージ突破のポテンシャルを秘めていた。第5節を終えた時点ではどのクラブにもグループステージ突破の可能性があり、最も予想が難しいグループとなった。
そして2試合同時刻でキックオフした最終節。グループDは試合開始から終了までリアルタイムで順位が目まぐるしく変動したのだ。結果的に逆転勝利を収めたトッテナムとフランクフルトが突破を果たしたが、最後までまったく分からない内容にフットボールの面白さが垣間見えた。
ヨーロッパリーグが面白くなるぞ!
CLグループステージの結果も受けて、今後UEFAヨーロッパリーグ(EL)が非常に面白くなるだろう。ELは11月4日にグループステージが終了し、各グループ上位2クラブとCLグループステージで3位になった8クラブが優勝を目指して争うことになるが、CLからは、アヤックス・アムステルダム、バルセロナ、セビージャ、ユベントスなど一筋縄ではいかないクラブが合流することになったためだ。
すでにELには、国内リーグで好調をキープしているアーセナル(プレミアリーグ現時点首位)やウニオン・ベルリン(ブンデスリーガ現時点首位)、戦術的に仕上がっているローマ(セリエA現時点4位)やマンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ現時点5位)もいて、竜騰虎闘の大会になることは必至だ。史上最高のハイレベルな闘いが待ち受けており、どうやら私たちはW杯が終了しても眠れない日が続きそうだ。
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