VfBシュツットガルト所属のMF遠藤航は、FIFAワールドカップ・カタール大会に臨む日本代表メンバーに選出。中盤の要として期待される中、グループリーグ初戦のドイツ戦におけるポイントを語った。2日、ドイツ誌『ビルト』が同選手の言葉を伝えている。
日本代表はカタールW杯グループリーグでドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と対戦することがすでに決定。W杯優勝候補と激突するだけに、国内外でグループリーグ敗退を予想する意見が多く見られている。
ただ一方でドイツ代表は2014年のブラジルW杯で優勝しているものの、2018年のロシアW杯では韓国代表やメキシコ代表相手に敗北。1勝2敗でグループリーグ敗退となり、サプライズをもたらしていた。
遠藤航は『ビルト』のインタビューに応じた際、ドイツ戦で勝利する可能性を聞かれると「(ロシアW杯でドイツを下した)韓国代表が日本代表にとってのお手本になる可能性がありますね」とロシアW杯の韓国代表と同じような戦い方で臨む可能性を示唆。
「ドイツ代表にはかなり敬意を払っています。しかし僕たちが一丸となって戦えば、彼らにとって危険な存在になり得ます。グループリーグ突破のチャンスはあると思っています」
「ヨーロッパのクラブで良い役割を担っている選手が多いですし、その勢いのままカタールW杯でも戦いたいですね。目標はベスト8入りです」と意気込みを語っている。
また「ドイツ代表は優勝候補か」と問われると「ブラジル代表、フランス代表、アルゼンチンと代表とともに優勝候補ですし、もちろん日本代表もそうです。決勝戦でドイツ代表と再び対戦できることを願っていますよ」とコメント。
カタールW杯日本代表メンバーにドイツ国内でプレーする選手が遠藤航も含めて8人もいることについては「ブンデスリーガは、Jリーグの次のステップにふさわしい場所だと思っています。ドイツの環境は素晴らしく、とても居心地がいいですね」と、ブンデスリーガの特徴やドイツの生活環境が日本人選手にフィットしているとの見方を示した。
VfBシュツットガルトのキャプテンとして、バイエルン・ミュンヘン所属MFトーマス・ミュラーをはじめドイツ代表候補の選手と対峙した経験を持つ遠藤航。ブンデスリーガでの経験をもとに、カタールW杯初戦での番狂わせへ貪欲な姿勢を見せている。
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