シント=トロイデンVV(STVV)所属の元日本代表FW岡崎慎司(36)が、来季以降の去就やSTVV加入後の自身の現状について語った。6日、ベルギー紙『Het Belang Van Limburg』が同選手の言葉を伝えている。
岡崎慎司は今年6月にスペイン2部カルタヘナを契約満了により退団すると、8月8日からSTVVのトレーニングにテスト生として参加。ベルント・ホラーバッハ監督へのアピールに成功すると、日本代表FW林大地(25)の負傷離脱もあり19日にSTVV加入が正式決定。翌日のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第5節・KVオーステンデ戦では、いきなり元日本代表MF香川真司(33)と前線2トップコンビにより先発出場したことが話題を呼んでいた。
そんな岡崎慎司はSTVV加入以降、リーグ戦全試合に先発出場。先月17日のズルテ・ワレヘム戦では加入後初ゴールをあげている。ただ本人は現地メディアのインタビューで「ここまで1ゴールという成績は、ストライカーとして物足りないと自覚していますね」と現状に満足していないことを強調。
「すでに林大地やジャンニ・ブルーノと一緒にプレーしていますけど、(前線で)コンビを組む相手は誰でもいいんです。僕を含めて3人ともほとんど同じタイプなので、ロングボールで勝負するのは厳しいですね」とチームメイトとの相性についても語っている。
また岡崎慎司はSTVVと1年契約を結んでいる。本人は来季以降の去就について「今シーズン終了後、どうなるかはまだ分かりません」と切り出すと「いずれにしてもサッカーは続けたいですね。36歳ですけど、僕の頭の中ではまだ若い。体力もありますしね」と、現役続行の姿勢を見せている。
STVVはリーグ戦10試合を終えて3勝4分3敗。チーム全体で10ゴールにとどまっているだけに、岡崎慎司のさらなる活躍が期待される。
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