FC東京下部組織出身のMF水多海斗(22)は、ブンデスリーガ・FCVマインツのU23チームで活躍している。そんな水多海斗に対する評価がさらに高まっているようだ。5日、ドイツ誌『キッカー』が伝えている。
同選手はFC東京U15や前橋育英高校をへて、2019年に海外挑戦。ドイツ4部のSV19シュトラーレンで結果を残し、昨年5月にマインツへ完全移籍。昨年8月15日のブンデスリーガ開幕節・RBライプツィヒ戦でいきなりベンチ入りしたことで話題を呼ぶと、U23チームでも頭角を現している。
そんな水多海斗は今年7月にトップチームのプレシーズントレーニングに参加すると、7月15日の練習試合・ベシクタシュ戦でトップチームデビューを果たしている。そして今季もU23チームに帯同すると、ここまでドイツ4部リーグほぼ全試合で先発出場して4ゴール4アシストをマークしている。
『キッカー』の報道によると、水多海斗は今後の目標について「一歩ずつ前進して、ブンデスリーガでプロになる夢を現実のものにしたい」と語ったとのこと。
またマインツU23チームのヤン・ジーベルト監督は「水多海斗が今シーズンから10番を着けているのは偶然ではないんだ。彼の戦術理解度、強い気持ち、走る意欲、戦う姿勢には、私だけでなくチームメイト全員が刺激を受けている」と同選手を称賛。『キッカー』も「水多海斗の走力とスプリント能力はつねにトップクラスであり、ウイングにふさわしい選手である」と評している。
なお水多海斗のトップチーム練習参加期間中、マインツの主力センターバックであるDFシュテファン・ベル(30)は同選手について「ここ2週間は、彼が良かった。(練習で)彼の動きは目立っていたし、本当に素晴らしいね」と称えていた。U23チームで結果を残している水多海斗のトップチーム昇格へ期待が高まっている。
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