明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸からブラジル2部クルゼイロへレンタル移籍中の元ブラジルU20代表FWリンコン(21)が、ブラジル国内で告発されたようだ。13日、ブラジル紙『TEMPO NOVO』が伝えている。
リンコンは昨年末、ヴィッセル神戸でのシーズン終了後に休暇の目的で帰国。12月27日には19時から自宅で音楽イベントを開催していた。しかし終了予定時刻の22時になってもイベントが続いていたため、近隣住民とのトラブルが発生。地元警察の介入もあり、24時すぎに事態が収束していた。
ただ『TEMPO NOVO』の報道によると、近隣住民は苦情を申し入れた際に脅迫を受けたとして、リンコンと同選手の家族を告訴したとのこと。リンコンは今週にも調停公聴会に出席するほか、1カ月から6か月の懲役、または罰金刑が科される可能性があるという。
一方で被告側の弁護士は、今回の告発内容について「根拠のない事実」と反発。裁判で全面対決の姿勢を見せているようだ。
なおリンコンは昨年1月、ブラジル1部CRフラメンゴからヴィッセル神戸へ完全移籍。しかし昨季は負傷離脱によりリーグ戦13試合の出場で1ゴールという結果に終わると、今季はミゲル・アンヘル・ロティーナ前監督や吉田孝行監督のもとで出場機会が減少。5月25日のJ1リーグ第15節・ジュビロ磐田戦を最後にリーグ戦での出番がなく、先月11日になってクルゼイロへのレンタル移籍が決まっている。
また複数のブラジルメディアが伝えたところによると、クルゼイロへのレンタル期間は来年12月までとのこと。ヴィッセル神戸が年俸の一部を負担するほか、クルゼイロが今季終了後にリンコンを返却するオプションも付帯されているという。
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