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元G大阪・井手口陽介が復帰間近に!セルティックCL参戦で出場機会確保か

井手口陽介 写真:Getty Images

 セルティック所属の元日本代表MF井手口陽介(25)は、今季開幕前に負傷。しばらく戦列を離れていたが、来月上旬にも復帰するようだ。28日、英紙『デイリーレコード』が伝えている。

 井手口陽介は昨年12月31日にガンバ大阪からセルティックへの完全移籍したものの、今年1月のカップ戦で相手選手から強烈なタックルを受けて膝を負傷。復帰後も出場機会に恵まれず、わずか6試合の出場で2021/22シーズンを終えていた。

 そんな井手口陽介はプレシーズントレーニング初日から参加。プレシーズンマッチでアピールを続け、現地メディアからはレギュラー定着を期待する声が上がっていたが、今季開幕戦の数日前に負傷。英紙『ザ・スコッツマン』はシーズン前半戦での復帰は厳しいと見解を示していた。

 しかし井手口陽介は先週なかばに全体トレーニングに再合流。28日のリーグ戦こそ欠場したものの、アンジェ・ポステコグルー監督は来月上旬での同選手復帰を明言した。

 また『デイリーレコード』は「イデグチはプレシーズンで良い動きを見せていた。しばらく欠場していたが、ポステコグルー監督の構想にはまだ十分入っている。ジェームズ・マッカーシーなどとは対照的に、移籍市場閉鎖前にクラブを去ることはないだろう」と、井手口陽介の今夏残留を予想。

 「セルティックはこの後過密日程を迎える。休養と同時にターンオーバーも避けられないため、カラム・マグレガーの代役としてイデグチは良い候補だ」と、来月にUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ開幕を控える中での起用法にも言及した。

 なお元スコットランド代表選手でレンジャーズを率いた経験を持つアレックス・マクリーシュ氏は先月末、井手口陽介の今後について「イデグチは怪我に悩まされているようだ。セルティックでの活躍が期待できないような気がする」

 「セルティックの将来を考えると、彼がハッピーエンドで終わることはほとんどない。ポステコグルー監督が彼に見出したものを、彼は満たすことができないかもしれない」

 「セルティックに入団するためには、ある程度のレベルに達していなければならない。優勝した選手たちは、これまで以上に自分のポジションを守ろうとするだろう。だから、彼はちょっとした奇跡を起こさない限り、セルティックでの日々は終わりを告げる」と、厳しい見解を述べていた。