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元徳島・渡井理己は後回し?ボアヴィスタ選手登録禁止処分解消の朗報も…

渡井理己 写真:Getty Images

 MF渡井理己(23)は先月、明治安田生命J2リーグの徳島ヴォルティスからボアヴィスタへレンタル移籍。ボアヴィスタの選手登録禁止処分が解消されたものの、クラブは他選手の登録を優先しているようだ。17日、ポルトガル紙『ア・ボーラ』が伝えている。

 渡井理己は徳島ヴォルティスの中心選手として活躍すると、先月13日にボアヴィスタへのレンタル移籍が正式決定。20日の練習試合・ボアヴィスタU19戦でデビューしてゴールをあげると、その後もプレシーズンマッチ2試合でピッチに立っていた。

 しかしプリメイラリーガ(ポルトガル1部)開幕節から2試合つづけてベンチ外に。ボアヴィスタが元所属選手であるフランス代表DFアディル・ラミ(36)に対して20万ユーロ(約2700万円)の負債を抱えていることにより、国際サッカー連盟(FIFA)から新加入選手のリーグ登録禁止処分を受けていると、『ア・ボーラ』が伝えていた。

 ただボアヴィスタは17日、ポルトガル2部のCDフェイレンセからMFソプルチュク・オニェマチ(23)をレンタルにより獲得したと公式発表している。

 また『ア・ボーラ』は「新加入選手をリーグ登録するための障害は取り除かれた」と報道。しかし17日時点では、MFブルーノ・ロウレンソ(24)とFWサルバドール・アグラ(30)の2選手しかリーグ登録手続きを完了していないとのこと。渡井理己やオニェマチなどはリーグから登録許可を待っている段階であり、今月21日のプリメイラリーガ第3節・カーサ・ピアAC戦は欠場見込みだという。

 なお渡井理己はリーグ戦欠場を余儀なくされる中、11日の練習試合・ボアヴィスタU19戦に出場して1ゴールをマーク。他の新加入選手もプレーする中、4-0でトップチームの勝利に貢献している。